トルコで帝王切開①

■はじめに

出産方法に関して、高齢だからという理由だけで帝王切開にされるのが不満だったのですが、それ以外にも色々と総合して自然分娩にしたいという思いがありました。

まずひとつは、自然分娩のほうが産後の回復が早いと言う事。
産むときはものすごく痛いだろうけど、年齢的にもこれが最初で最後の出産になるとしたら、一度くらい経験しておきたいという気持ちもありました。

帝王切開のここがいやだと思っていた点は、
まず、今まで大きな病気をしたことがなかったので、麻酔をすることや、体にメスを入れることがはじめてなので単純に怖かったこと。
それから、術後しばらく点滴など、体に管をいれたまま自由に動けない状態が長く続くのがいやだったこと。
そして、術後の回復が遅いこと、傷跡が残ること、などなどでした。

でも、自然分娩のつもりで入院したのに突然手術に切り替えられた時は、そうか、仕方がないな。。。という気持ちと同時に、やっぱり陣痛や分娩の痛さが怖い気持ちもあったので、内心ちょっとホッとしたのもありました。
あとはなるようになれ!というのと、あと数時間で赤ちゃんに会えるんだ!と思うとわくわくするような気持ちも少しありました。


それが、実際に手術が終わって麻酔から意識が戻った時には、「想像していたのと全然違う。。。まさかこんなことになるなんて。。。」
という思いしかなく、私の想像していた出産とは全く違っていました。


■こんなはずでは。。。


手術は全身麻酔で行われました。
麻酔について詳しい知識はなかったのですが、下半身だけの麻酔の場合、切られてる感触や赤ちゃんを引っ張り出す感覚がわかると聞いていましたので、それは怖すぎる。。。手術するなら全身麻酔がいいなーと思っていました。
実際にはこちらに選択権なしで全身麻酔でした。

私のイメージでは、麻酔から覚める→ あー、傷が痛むなぁ。。。 でも、赤ちゃんは?→ 無事に産まれて今別の部屋にいるけど、もうすぐ会えますよ→ 赤ちゃんが運ばれてくる、感動のご対面173.png

こんなイメージでした。


が、実際は。。。

手術は深夜23時ごろはじまり、日付が変わって0時30分ごろには私は病室に戻されていたらしいですが、戻ってすぐくらいから意識が戻り、しゃべりはじめていたらしいです。でも、そのあたりの記憶は全くありません。
とにかく 夫の名前を呼び、痛いよ~ 痛いよ~ と訴えていたらしく、そして2,3分おきに同じ質問ばかりしていたらしいです。

その質問というのが、私は何時ごろからこうしているのか、何時に手術が終わったのか、何時にこの部屋に戻されたのか、何時に目が覚めたのか。。。。こういった質問を何度も繰り返していたそうで、とにかく時間の感覚がなかったようです。
そしてけっきょく最後まで、「赤ちゃんはどこ?いつ会えるの?」という質問は出ませんでした。。。
その時の自分の気持ちはよく思い出せませんが、無事に産まれただろうということはなぜか確信がありました。

私の口から赤ちゃんについて何も言ってこないので、夫から「無事に産まれたよ、君に似ているよ」などと教えてくれました。

でもこの時、わたしが赤ちゃんについて何も聞いてこないことについて夫はかなり心配していたそうです。
ふつうはまず第一声に赤ちゃんのことを聞いてくるもんだと思っていたし、私もそう思っていました。
でも実際には。。。
しかも、こともあろうにその2時間後くらいに、看護婦さんが赤ちゃんを病室に連れてきてくれるという段階になって私は、
「いや、まだ会いたくない!」と言い出したので、本格的にこれは大丈夫なのか??まさかの育児放棄か??と、心配になったそうです。


まだ会いたくない発言の時は、意識がかなり戻っていたのでなんとなく覚えていますが、とにかく気分が最悪で、「こんなはずじゃなかった。。。」という気持ちしかなく、今連れて来られても長い間夢に描いていたような、赤ちゃんとの感動の対面はできないから、もっと調子が整ってから連れてきてほしい、という気持ちだったんですが、そんな気持ちを説明できる気力も体力もなく、「まだ。。。会いたく。。。ない。」と言うのがやっとだったので、今から思うとそのときの夫が心配した気持ちもすごくわかります。


■最悪な目覚め

麻酔について、背中からすごく痛い注射をされるとか、痛い注射の前に別の麻酔をしてくれるから痛みはそんなにひどくないとか、トルコでは点滴のような感じで麻酔を体に入れていくという話や、1から数字を数えるように言われて3と言ったあたりでコクリと意識がなくなるとか、いろんな話を聞いていて、どうか痛い注射はされませんように。。。 
と思っていたのですが、実際の麻酔は喉に何か冷たい空気が入ってきたと思ったことしか覚えていません。注射ではなくガスを吸引する?タイプの麻酔だったようです。


そして上記のように、病室に戻ってすぐに意識があったそうですが私は覚えていなくて、私の覚えている最初の記憶は、とにかく不快で不機嫌で目が覚めて、病室はなぜか薄暗く思えて、夫が私の目元を一生懸命拭いてくれているのですが視界がぼんやりとしていました。
なぜか目の周りに皮脂がべっとりとしていて(脂汗をかいた?)それが目に入っていたようです。
そしてその最悪な気分のところへ、夫の家族や親せき総勢7名が私のベッドを囲んでいました。

深夜にもかかわらず駆けつけてくれたのですが、とにかく機嫌が最悪だった私は、「なんか人がいっぱいいる。。。なんだ、何してるんだ?何見てるの??て言うか、帰ってほしい。。。」という気持ちしかなく、一番近くまで来て寝ている私を覗き込んでいた夫の弟に対しては、「あんた、何見てるのよ?」という暴言を吐いたりと、とにかく最悪でした。

今思えば、痛みなんかはどんなものだったか記憶はなく、とにかく怒りと悲しみしかなくて、私はここでいったい何をしてるんだろう。こんなはずじゃなかった。。。という気持ちしかなくて、普段あんまりネガティブになったりしない性格だと思うんですが、どういうわけだか人生で一番幸せな気持ちを味わえると思っていた日に、人生で一番最悪な気分で病室に横たわっていました。


麻酔の影響だったのか、ホルモンバランスの影響なのか、どうしてこんな最低な気持ちになったのかは未だによくわかりません。


そしてこの不機嫌で最悪な気分はけっこう長引くことになります。。。


次回へつづく☆




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by araty2013 | 2018-06-01 20:47 | 出産


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