トルコで帝王切開②

前回、トルコで帝王切開①では、手術が終わって麻酔からさめて来たあたり、そしてまさかの育児放棄?!疑惑などについて書きました。

今回はそれより少し遡ったところからはじまります。。。


■出産準備

結果的には出産当日となった4月26日の午前、病院で最後の検診をして、先生から「今夜10時に来てください。それから陣痛促進剤を投与して出産に挑みましょう。どんなに長引いても十数時間だと思いますから、明日がお子さんの誕生日になりますよ」と、宣告されたのでした。

家に帰って入院セットを詰めたカバンの準備や、赤ちゃんを迎え入れるためのベビーベッドの用意や部屋の掃除などなど。。。

日本の病院だと色々と病院側が準備してくれるそうですが、トルコは基本全てこちらで準備が必要。
一応私立病院だったんですが、それでも、です。

陣痛に効くと書かれていたテニスボールや、リラックス効果のあるアロマが良いと言うので、友達の北海道土産にもらったラベンダーソープ、それから寝たまま水分補給しやすい吸い口のペットボトル、リフレッシュ用のミントタブレット等々。。。
ちょっとした合宿気分です。
あの準備の時は緊張しながらもあんなにワクワクしてたのになぁ。。。

それから夫が部屋の掃除やらベッドの準備やらしてくれているあいだに私は家族や友達にラインで連絡。
いろんな人から応援のメッセージをもらって、うん、頑張るぞ!という気持ちになっていましたし、今から思えば出産直後よりも、出産直前のほうが感激やらワクワクで胸がいっぱいでした。


そして夫が、今夜から入院ということで、今から家族に知らせるから、病室には僕と母が泊まり込むことになるよ、と。


おい、待て待て105.png
陣痛で悶え苦しんでいる時に、言葉も通じない義母にずっと同じ部屋の中にいられたら。。。無理でしょ。

それだけは絶対にやめてほしいと頼んで、結果、せめて翌朝に電話するということで話は決まり、そのままふたりで病院に向かいました。

それからの展開はこれまで書いた通りの、ついてすぐにやっぱり手術で!と言われ、あれよあれよと言う間に手術の準備がすすめられていきました。
そうやって私が手術着に着替えさせられて、点滴の針を腕につけられたり尿管を通されたりしているあいだに、夫は家族に電話し、
「今から手術することになった。1~2時間以内には産まれるから、すぐに準備して来て。」


え。。。 それって、どうなるの。。。?
しかし、赤ちゃんが産まれるんだから連絡するのは当たり前か。。。
というわけで、①で書いたように、麻酔が切れた時には家族や親せきがぐるりとベッドを囲んでいたというわけでした。

でも、その時まだ赤ちゃんは色々な処置を施されていたので、病室には呻き苦しむ私がいるだけなので、とりあえずおめでとうってことで親戚たちは帰っていきました。。。が。。。
義母だけは残ってそのまま泊まり込むことに。
けっきょく、陣痛室に泊まり込まれるのと、たいして変わりない結果となったのでした。。。



■トルコの病院


手術をすると決まってからは、あっという間に準備が進められていったわけですが、言葉が通じないのでよくわからないままに色々進んでいくのが怖かったです。

手術着に着替えるので脱いでくださいと言われて、それから腕に針を刺されて点滴を差し込むところを作って、今度は下半身のほうに何か処置されそうになっていたので、あぁ、これはもしかして噂の導尿カテーテル?手術体験ブログではこれを差し込むときが痛いとか、刺した後もずっと不快だとか書いてたよな。。。 麻酔をしてからやってもらったから楽だったって書いてた人もいたよな。。。
今やるの?麻酔してからじゃだめなの?? どきどき。。。 
と思っていたら、どうやら終わったらしく、ちょっと違和感はあったものの痛みは無くてほっとしました。


思えば、私はそういうことが多かったんです。
破傷風の注射もそうだし、親知らずの抜歯だとか、わりと色んな人から「すごく痛いよ!」と聞かされていたことを実際にやってみると全然痛くなかったということが多くて、もしかしたら私って痛みに鈍感なのか?と思い始めて、だから出産もひょっとしたら、そこまで痛くなくすむかも?手術の後も、なーんだ、こんなもんか。で終わるくらいかも?という予感を持ちはじめていました。
その余裕があとから「こんなはずでは。。。」という気持ちを増大させたのかもしれません。


それまで横になっていた病室のベッドがそのまま動かせて、それで手術室まで移動することになり、ナースがベッドを押して運んでくれるんですが、これでもかってくらい壁とかにガンガンぶつかりまくりながら進んでました。笑
そしてエレベーターで地下3階の手術室へ。。。

深夜の病院なので、消灯後の薄暗い廊下をずっと進むと、赤いランプの灯った手術室が見えてきて、中に待機している若い男性医師らしき人物に、「イブラヒム先生の患者さん、手術入ります」みたいなことをナースが伝えて、手術室も準備態勢に入りました。

全体に薄暗く、これから待ち受けていることをあまり理解していなかったし、今思えばけっこう緊張していたように思います。
でもあの時はまだ、これが終われば赤ちゃんに会える!という気持ちのほうが強かったかも?


しかし、深夜とは言え私立病院なのに人手が少ないのかなー?と感じました。
ほとんどの処置をナースがひとりでするので、夫に手伝わせたりしていました。
私の記憶が戻ったころには持参したパジャマを着させられていたのですが、それを着た記憶がおぼろげにあって、あとから夫に訊いたところ、私は手術の時に下に敷いていた緑の布(手術で血まみれになった)に包まれて病室に運ばれ、病室についてからその布をとって丸肌にされ、ナースひとりと夫が手伝いながらパジャマを着させ、オムツを履かせ、などしたそうです。
しかも、しばらくトイレにいけないので便意を止める座薬も入れるので、それも夫が手伝いながらされたそうで、私は朦朧としていたので覚えていないけど、そういうのって夫に手伝わせるのかな、普通?とあとから思いました。

ちなみに私は、その座薬は痛み止めだったのかと思っていたけど違ったようだし、最初の二時間してくれていた点滴も痛み止めかと思っていたらそうではなかったらしく、実際の痛みどめは12時間に一本だけ筋肉注射を打ってくれるだけだったらしく、しかもぜんぜん効いてなくて、胸から下のあたりはブランケットをかけられていたのですが、その下が一体どうなってるのかよくわからないし、何がどうなってどこが痛いのか自分でもよくわからないような状態でした。

想像していたのは、切ったところが痛いんだろうなと思ってましたが、あとで見ると切ったのはかなり下のほうだったので、その傷自体はほとんど痛みませんでした。え?こんなところだったの?とあとで見てびっくりしたくらいです。

そんな状態だったけれど、術後3時間ほどで授乳指導があり(ほとんど覚えていない)、手術の翌日の午前中から歩行練習をするということでナースが来たんですが、痛すぎて無理です、せめて次の痛みどめの注射を打った後でお願いしますと必死で訴えたら、しょうがないわねと言う感じでナースはどこかに行ってしまいました。
わたしは割と我慢強い性格だし、あまり弱音は吐かないほうなんですが、この時ばかりは無理だと思いました。

が、しかし、1時間後くらいに別のナースが注射をしにきましたが、歩行練習担当のナースはそれ以降来ず、痛みどめは別に効いてる感じもなく、それでも歩行練習をする前に尿道カテーテルをはずされてしまったので、尿意があるのと、膀胱に尿がすこしたまるだけでも圧迫されてかなり痛みが増してきたので、これはなんとか歩いてトイレに行くしかない、トイレに行ければ少しは楽になるという一心で、夫に手伝ってもらいながらなんとか起き上がり、トイレまで連れて行ってもらいました。


歩くのはつらかったけれど、何もせずに寝ながら痛みをこらえるよりましな気がして、すり足でゆっくりと病室の中をぐるぐると歩き回ったり、椅子に座ったりしながら、けっきょく一睡もできないまま退院となりました。


後から痛みは後陣痛と言われるものだったのかなと思いますが、出産と同時に子宮筋腫の摘出手術も受けていたので、痛みがよけいにひどかったのかもしれません。もう、何がなんだかわからない感じでした。

さて次回は、異例の立会い出産ならぬ、手術見学??


次回へつづく☆

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by araty2013 | 2018-06-11 23:08 | 出産


Sukhumvit soi 23にあるSerendib Tearoomのオーナー姉妹のブログです!ときどき姉が、ときどき妹が、日々の生活やお店のことをチョコチョコと書いていきます。


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