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シヴァスに行った話と昨日の空港テロ

すっかり夏の暑さになってきたトルコですが、シヴァスでは夜の冷え込みがまだまだ厳しかったです。
そのため体調をすっかり崩してしまって、じつは先々週の土日に行ってきたのですが、書くのが今頃になってしまいました。。。((+_+))


さて、書こうと思っている矢先に、今度は昨日の空港テロです!005.gif
これまた驚いてしまいました。


と、言いますのも、3日後にはバンコクへ向けてイスタンブールから飛行機に乗る予定なのです。


ただ、幸いにも今回はテロのあったアタトゥルク空港ではなく、サビハ・ギョクチェン空港発着の便なので、混雑は避けられるかなと思っています。
これがもしアタトゥルク空港だと、3日後ならまだ遅延や欠航も多かったのではないかと思います。
トルコからタイに行くときはいつも、イスタンブールでお買い物をしてからアタトゥルク空港からの便を利用していたのに、今回はじめてサビハギョクチェン利用で、ほんとうにラッキーでした。



その一方で、被害にあった人たちのことを考えると、私のように久しぶりに家族や友達に会いに行く途中だったかもしれないし、楽しい休暇を終えて帰っていくところだったかもしれないし、大事な仕事に向けて出発する途中だったかもしれないし。。。 
本当に残念で悲しい事件があちこちで増えていきますね。


トルコでは国際ニュースにならないだけで国内でのテロ騒ぎはしょっちゅう起きています。
でも今回は空港ということで、私もよく利用する空港ですから本当に他人事ではないですね。
また、これから夏に向けて観光シーズンのピークを迎えるはずのトルコにとって、かなりの経済的なダメージにもなりそうです。




と、言うわけで、まもなくタイに行きます043.gif
今回は夫も一緒に。
先にFacebookでもちらりとお伝えしておりますが、3日から11日まで妹が日本へ行きますので、その間は私たち夫婦で営業していき、妹が帰ってくると今度はトルコ雑貨フェアを開催します♪
詳細はまたブログやFacebookで随時お知らせしていきますので、よろしくお願いします☆



それでは、去年のクルバン・バイラムで訪れて以来、約9か月ぶりのシヴァス滞在を写真と共に振り返ってみたいと思います!


去年と同じく、義母の妹にあたるおばさんの家、そうです、あの自分で家まで建ててしまい、何でもできちゃうスーパー父ちゃん066.gifと、美しくも逞しい4姉妹056.gifの家に今回もお邪魔してきました。


ですが、まずはお家に着く前に街中でチャイを飲んで休憩。
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え?断食中じゃなかったの??023.gif


そうなんです。断食中なのですが、これまた断食のルールのひとつで、「旅人は断食しなくていい」というのがあるのです。
夫曰く、自分の住んでいるところから90キロ以上離れる場合は「旅人」とみなされるそうです。


このルールはまだ旅というものが険しい道のりだった時代のルールであって、今みたいにバスや電車で座ってれば目的地に着く場合でも。。。??という疑問はありますが、まぁそこは深く追及せずに?笑
断食の休憩だと思って楽しむことにしました。


このチャイを飲んだ場所は、街中に残る遺跡を一般に開放してお茶飲み処にしてあるんですが、こんなふうにチャイダンルック(トルコの2段式ティーポット)で出てきました!
下には燃料が入っていて、お茶が冷めないようになっています。
下の段がお湯で、上の段に濃い目に入れた紅茶がはいっていますので、これだと沸かしても紅茶の味が損なわれることなく、濃いお茶をあつあつのお湯で薄めて飲むことができます。

これかわいいからウチにも一つ欲しいな~、と思ったくらいです。
シヴァスはこういった鋳物製品が多いらしいことがわかったので、興味がわいてきて、鋳物製品を売る問屋街ものぞいてきたところ、とってもかわいいものに出会ったので、いくつか仕入れて来ました。
少しですが、タイでの雑貨販売イベントに並ぶ予定です♪


さて、おばさんのお家に着くと。。。

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手作りの作物が植えられた広いお庭に面したバルコニーに座ると、目についたこの赤い容器。
中身はなんと、バラの花びらジュースだそうです。

庭に咲いているバラの花びらを、リモントゥズという酸味のある結晶(氷砂糖の酸っぱい版?)と一緒に入れて水を注ぎ、3日くらい待つと出来上がりだそうです。
トルコは庭にバラを植えているお家が多いので、田舎ではよく作られるそうです。


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さっそくグラスに注いで飲ませてくれました!
先ほどの容器の中の赤い液体にお砂糖を加えただけです。

これが、本当にバラの良い香りとほんのりとした酸味や甘さが広がって、とっても美味しかったです。
香りも色ももちろん天然のバラから出たものだから、手作りでしか味わえない贅沢な飲み物ですよね!


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テラスのソファでくつろぐ幸せ者。
去年来たときは、まだ家に居座り始めた子猫という身分だったのに、今ではピシュマニエという名前もつけてもらって、家族の一員としてかわいがられていました。

ここのスーパー父ちゃんは、動物の躾もかなり得意だそうで、昔飼っていた犬は、まだ学校が近くになくて、子供たちが2時間ちかくかけて歩いて学校に通わなければならなかった時、毎日ちゃんと送り迎えをしていたとか!(犬がですよ!)

猫にはもちろんそんな芸当は無理ですけどね。悪さをしないように躾けるだけで十分ですね。

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そしてなぜかこの家に懐いてしまった、ご近所さんの飼っている鶏。
だいたい毎日ここへきて、ごめんくださーい。と玄関に立つそうです。
そして、パンの欠片を食べさせてもらってるそうです。
鶏は警戒心が強いのでふつうはこんなふうに近づいてこないらしいのですが、この勇気ある雄鶏はおどおどしながらも人の手から直接パンを食べていました!(ほかの鶏たちは怖がって遠くへ投げられたのしか食べません)

a0327879_16313326.jpg
こんにちは!パン、貰いに来ました!



ニワトリさんを見た後にアレですが、
夜はテラスで火を起こしてチキンバーベキューを頂きました012.gif
真っ暗だったので写真はありませんが、塩とスパイスで下味をつけたモモ肉をこんがりやいて、あまりにもおいしかったのでついつい食べ過ぎてしまいました。

そして夕食後は、「公園にお茶を飲みにいこう!」ということでみんな準備をし始めて、私はてっきり公園にあるチャイ屋さんにみんなで行くのかな~?と思っていたのですが。。。



去年も訪れた際にご紹介したこの緑地公園、覚えている人いるでしょうか。
↓↓
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a0327879_17332479.jpg
a0327879_17335150.jpg
去年は犠牲祭のあとで、昼間にここでバーベキューを楽しむ人たちで賑わっていましたが、夏の夜には屋外でチャイを楽しむ場所としても人気のスポットなのだそうです!

夜なので写真は暗いですが、
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こういった、お茶を沸かすためのストーヴみたいなものをみんな持ち寄り、今回はほかの親戚も集まって総勢20名ほどの大所帯だったのですが、このストーヴ型チャイ沸かし器を3つ並べて、薪をくべて火をおこします。

暗くてわかりにくいですが、上に載っているポットの中に紅茶が入っていて、その下はお湯のタンクになっています。
ここに小さな蛇口のようなつまみがついていて、お湯を注げるようになっています。
こうやってチャイを沸かして、ピクニックみたいに家から持ち寄ったお菓子を広げて、男性陣はバックギャモン(トルコ人男性が大好きなボードゲーム)をして遊んだりして、かなり夜遅くまで楽しんでいました。

私たち以外にもたくさんの人が同じように来ていて、こうしてシヴァスの夜は更けていきます。。。



ちなみに午後は半袖でも汗をかくほどの暑さだったのに、この時の気温は11℃。。。
しっかり風邪をひいて帰ってきました。


a0327879_16185126.jpg
最後に、おばさんの家の近くを流れている、トルコ最長の河。
この河はシヴァスから始まって、黒海まで流れつくそうです。

自然がいっぱいで長閑なシヴァス、また秋に来れたらいいなー。
その時はカメラを持って行って(今回は携帯で撮りました。。。)良い写真をたくさん撮りたいと思います!

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by araty2013 | 2016-06-29 18:05 | トルコ生活

シヴァスに行った話と昨日の空港テロ

すっかり夏の暑さになってきたトルコですが、シヴァスでは夜の冷え込みがまだまだ厳しかったです。
そのため体調をすっかり崩してしまって、じつは先々週の土日に行ってきたのですが、書くのが今頃になってしまいました。。。((+_+))


さて、書こうと思っている矢先に、今度は昨日の空港テロです!005.gif
これまた驚いてしまいました。


と、言いますのも、3日後にはバンコクへ向けてイスタンブールから飛行機に乗る予定なのです。


ただ、幸いにも今回はテロのあったアタトゥルク空港ではなく、サビハ・ギョクチェン空港発着の便なので、混雑は避けられるかなと思っています。
これがもしアタトゥルク空港だと、3日後ならまだ遅延や欠航も多かったのではないかと思います。
トルコからタイに行くときはいつも、イスタンブールでお買い物をしてからアタトゥルク空港からの便を利用していたのに、今回はじめてサビハギョクチェン利用で、ほんとうにラッキーでした。



その一方で、被害にあった人たちのことを考えると、私のように久しぶりに家族や友達に会いに行く途中だったかもしれないし、楽しい休暇を終えて帰っていくところだったかもしれないし、大事な仕事に向けて出発する途中だったかもしれないし。。。 
本当に残念で悲しい事件があちこちで増えていきますね。


トルコでは国際ニュースにならないだけで国内でのテロ騒ぎはしょっちゅう起きています。
でも今回は空港ということで、私もよく利用する空港ですから本当に他人事ではないですね。
また、これから夏に向けて観光シーズンのピークを迎えるはずのトルコにとって、かなりの経済的なダメージにもなりそうです。




と、言うわけで、まもなくタイに行きます043.gif
今回は夫も一緒に。
先にFacebookでもちらりとお伝えしておりますが、3日から11日まで妹が日本へ行きますので、その間は私たち夫婦で営業していき、妹が帰ってくると今度はトルコ雑貨フェアを開催します♪
詳細はまたブログやFacebookで随時お知らせしていきますので、よろしくお願いします☆



それでは、去年のクルバン・バイラムで訪れて以来、約9か月ぶりのシヴァス滞在を写真と共に振り返ってみたいと思います!


去年と同じく、義母の妹にあたるおばさんの家、そうです、あの自分で家まで建ててしまい、何でもできちゃうスーパー父ちゃん066.gifと、美しくも逞しい4姉妹056.gifの家に今回もお邪魔してきました。


ですが、まずはお家に着く前に街中でチャイを飲んで休憩。
a0327879_16110389.jpg
え?断食中じゃなかったの??023.gif


そうなんです。断食中なのですが、これまた断食のルールのひとつで、「旅人は断食しなくていい」というのがあるのです。
夫曰く、自分の住んでいるところから90キロ以上離れる場合は「旅人」とみなされるそうです。


このルールはまだ旅というものが険しい道のりだった時代のルールであって、今みたいにバスや電車で座ってれば目的地に着く場合でも。。。??という疑問はありますが、まぁそこは深く追及せずに?笑
断食の休憩だと思って楽しむことにしました。


このチャイを飲んだ場所は、街中に残る遺跡を一般に開放してお茶飲み処にしてあるんですが、こんなふうにチャイダンルック(トルコの2段式ティーポット)で出てきました!
下には燃料が入っていて、お茶が冷めないようになっています。
下の段がお湯で、上の段に濃い目に入れた紅茶がはいっていますので、これだと沸かしても紅茶の味が損なわれることなく、濃いお茶をあつあつのお湯で薄めて飲むことができます。

これかわいいからウチにも一つ欲しいな~、と思ったくらいです。
シヴァスはこういった鋳物製品が多いらしいことがわかったので、興味がわいてきて、鋳物製品を売る問屋街ものぞいてきたところ、とってもかわいいものに出会ったので、いくつか仕入れて来ました。
少しですが、タイでの雑貨販売イベントに並ぶ予定です♪


さて、おばさんのお家に着くと。。。

a0327879_16113425.jpg
手作りの作物が植えられた広いお庭に面したバルコニーに座ると、目についたこの赤い容器。
中身はなんと、バラの花びらジュースだそうです。

庭に咲いているバラの花びらを、リモントゥズという酸味のある結晶(氷砂糖の酸っぱい版?)と一緒に入れて水を注ぎ、3日くらい待つと出来上がりだそうです。
トルコは庭にバラを植えているお家が多いので、田舎ではよく作られるそうです。


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さっそくグラスに注いで飲ませてくれました!
先ほどの容器の中の赤い液体にお砂糖を加えただけです。

これが、本当にバラの良い香りとほんのりとした酸味や甘さが広がって、とっても美味しかったです。
香りも色ももちろん天然のバラから出たものだから、手作りでしか味わえない贅沢な飲み物ですよね!


a0327879_16205419.jpg
テラスのソファでくつろぐ幸せ者。
去年来たときは、まだ家に居座り始めた子猫という身分だったのに、今ではピシュマニエという名前もつけてもらって、家族の一員としてかわいがられていました。

ここのスーパー父ちゃんは、動物の躾もかなり得意だそうで、昔飼っていた犬は、まだ学校が近くになくて、子供たちが2時間ちかくかけて歩いて学校に通わなければならなかった時、毎日ちゃんと送り迎えをしていたとか!(犬がですよ!)

猫にはもちろんそんな芸当は無理ですけどね。悪さをしないように躾けるだけで十分ですね。

a0327879_16253254.jpg
そしてなぜかこの家に懐いてしまった、ご近所さんの飼っている鶏。
だいたい毎日ここへきて、ごめんくださーい。と玄関に立つそうです。
そして、パンの欠片を食べさせてもらってるそうです。
鶏は警戒心が強いのでふつうはこんなふうに近づいてこないらしいのですが、この勇気ある雄鶏はおどおどしながらも人の手から直接パンを食べていました!(ほかの鶏たちは怖がって遠くへ投げられたのしか食べません)

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こんにちは!パン、貰いに来ました!



ニワトリさんを見た後にアレですが、
夜はテラスで火を起こしてチキンバーベキューを頂きました012.gif
真っ暗だったので写真はありませんが、塩とスパイスで下味をつけたモモ肉をこんがりやいて、あまりにもおいしかったのでついつい食べ過ぎてしまいました。

そして夕食後は、「公園にお茶を飲みにいこう!」ということでみんな準備をし始めて、私はてっきり公園にあるチャイ屋さんにみんなで行くのかな~?と思っていたのですが。。。



去年も訪れた際にご紹介したこの緑地公園、覚えている人いるでしょうか。
↓↓
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去年は犠牲祭のあとで、昼間にここでバーベキューを楽しむ人たちで賑わっていましたが、夏の夜には屋外でチャイを楽しむ場所としても人気のスポットなのだそうです!

夜なので写真は暗いですが、
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こういった、お茶を沸かすためのストーヴみたいなものをみんな持ち寄り、今回はほかの親戚も集まって総勢20名ほどの大所帯だったのですが、このストーヴ型チャイ沸かし器を3つ並べて、薪をくべて火をおこします。

暗くてわかりにくいですが、上に載っているポットの中に紅茶が入っていて、その下はお湯のタンクになっています。
ここに小さな蛇口のようなつまみがついていて、お湯を注げるようになっています。
こうやってチャイを沸かして、ピクニックみたいに家から持ち寄ったお菓子を広げて、男性陣はバックギャモン(トルコ人男性が大好きなボードゲーム)をして遊んだりして、かなり夜遅くまで楽しんでいました。

私たち以外にもたくさんの人が同じように来ていて、こうしてシヴァスの夜は更けていきます。。。



ちなみに午後は半袖でも汗をかくほどの暑さだったのに、この時の気温は11℃。。。
しっかり風邪をひいて帰ってきました。


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最後に、おばさんの家の近くを流れている、トルコ最長の河。
この河はシヴァスから始まって、黒海まで流れつくそうです。

自然がいっぱいで長閑なシヴァス、また秋に来れたらいいなー。
その時はカメラを持って行って(今回は携帯で撮りました。。。)良い写真をたくさん撮りたいと思います!

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by araty2013 | 2016-06-29 18:05 | トルコ生活

今年も始まりました!

今週から去年に引き続き二回目のラマザン(アラブ語ではラマダーンですがトルコ式にラマザンと表記していきます)に突入し、あっという間に1週間が過ぎようとしています。


去年は4月末から6月半ばまでをバンコクで過ごし、ラマザン開始して2日目にトルコに帰ってきたので、少し出遅れてしまいましたが、今年は初日から参加することができました。


去年もラマザンについてのブログをいくつか書かせてもらいましたが、今年も新しく発見したことなど交えて描いていきたいと思います!

(ラマザンとは何ぞや。。。?という方には、ぜひ去年のブログも見ていただけたら嬉しいです!→断食体験① 断食体験② 断食体験③



■ラマザンは楽しいイベント?!


そろそろラマザンが始まる時期が近づいてくると、町がラマザンモードになってきます。

たとえばラマザンカレンダーがいろんなお店の店頭でもらえたりします。

これには期間中のイフタル(断食明けの食事を始めてもよい時間)とサフル(断食前の最後の食事の時間)が毎日分記されてあります。そのほかにためになるイスラム知識やお祈りの言葉などが一緒に載っています。

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うちのラマザンカレンダーです



また企業CMなどもラマザンモードになっていたりします。


例えば、去年までは毎年、イフタルで家族そろって楽しくテーブルを囲んでいたのに、娘が嫁いでしまってはじめて父・母・息子の3人だけで迎えるイフタル。

なんだか寂しそうにしているお父さん。

と、そこへ息子の携帯電話が鳴る。


「父さん、姉さんからだよ!」


そしてビデオチャットが始まって、毎年お母さんがイフタルに出していた料理を娘も作って旦那さんに出してあげているところが映り、「離れていても寂しくないね♪」で締めくくられる携帯電話会社のCM



他にも食品会社のCMなどは、通常ではお昼や夕飯の一品として食卓に出されているという構成のCMが、みんなでイフタルやサフルのテーブルを囲んでいるというラマザン仕様のCMになっていたりします。


また、食事もいつもと違って、ラマザン明けにとりあえず糖分補給できるようにナツメヤシやドライフルーツを水で戻したものなどが食卓に並びます。


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こちらはトゥルンバという、ドーナツ生地をカリカリに揚げたものを
シロップに漬け込んだ甘ーいお菓子。
外から見たらわかりにくいですが、ものすごい吸水力があるようで、噛めばじゅわっとシロップが。。。!
普段は甘いものを食べない夫が買ってきて、毎日たくさん食べています!




毎日食べるパンも、この時期だけ出回る「ラマザン・ピデ」という、通常のピデ(石窯で焼いた平パン)に卵を練りこんだ生地、表面にも卵を塗ってゴマをかけたものが食されます。


このように、近くのお店でカレンダーがもらえたり、テレビCMや企業看板などにラマダンの雰囲気が盛り込まれていたり、この時期しか食べないものが食卓に並んだりと、なんとなくお正月の雰囲気に似ていると思いませんか?

トルコに来る前は、断食と聞いて「苦行」というイメージを持っていたのですが、ラマダンは苦行どころかけっこうわくわくなイベント?みたいな感じです。



■毎日がカウントダウン


日没を知らせるエザン(アラブ語ではアザーン、一日5回のお祈りの時間を知らせるために毎日決まった時間にモスクから流れる放送)が聞こえると、断食を終えて食事をとることができます。

カイセリではこのエザンが流れると同時に数発の花火も毎日あがります。


ラマザン期間中毎日、イスタンブールのスルタンアフメット地区(ブルーモスクなどで有名な旧市街の中心地)にある、屋外劇場のようなところに、たくさんの人が集まります。


というのも、ニハット先生という有名なホジャ(仏教で言うお坊さんのような人)が毎日このステージにあがり、集まった人たちからの質問や相談にイスラム教の教えをまじえて答えてくれるからです。



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このホジャを一目見るためにいろんな地方からたくさんの人が毎日ここに集まり、その様子がテレビで放送されるのがラマザンの風物詩のようになっています。


そして画面の端には、トルコ国内の各都市名が、日没の早い順に上位5都市くらいまで出てきます。

それを見ながら、○○県の断食が何時何分に明けました、と言うふうに見えるわけです。


イスタンブールはかなり西のほうにあるのでラマザンが明けるのはかなり遅いほうで、カイセリとは20分くらいの時間差があります。大体わたしたちの食事が終わりかけのころになると、会場の質問タイムも終わり、ホジャが唱えるお祈りの言葉に合わせて会場のみんなも、テレビを見ているみんなも最後は一緒に アーメン!と唱えるとほぼ同時にイスタンブールの断食が明け、番組は終了。


ラマザン中はほとんどの家庭が、イフタルの準備を整えたテーブルを囲んで、この番組を見ていると思います。

質問者は毎回ランダムに会場内から決められるのですが、昨日は小さな男の子(とってもかわいい顔をした4歳くらいの子でした)が指名され、こんな質問をしていました。



「ホジャ、僕は毎日ちゃんとお祈りして、お願い事をしてるんです。毎日お祈りすると、きっとお願いことが叶うって母さんが言ってたから。

でも、ちっとも叶わないんです。

ホジャ、毎日お祈りしていたら僕のお願いはいつか叶いますか?」

そこで、ホジャが、君は毎日どんなことをお願いしているの?と参考までに聞いたところ、

「僕、弟が欲しいの。それを毎日お願いしています。。。」

という、なんとも可愛らしい答えが返ってきました。012.gif

「今はまだ叶わなくても、待っていればきっとその時が来て、ちゃんとお願い事は叶うよ」という答えをもらっていました。

早く男の子のお願いが叶うと良いですね♪

このように、老若男女問わず様々な質問者が指名されるようになっているのですが、質問者にカメラが向けられると、その近くに座っている人たちもテレビに当然映ります。


すると、野球中継でスタンドの観客がカメラに映った時のように、「おい、俺たち映ってるぞ!018.gif と隣の友達を小突いて、嬉しそうにニコニコしているおじさんとか、

「あらまぁ、私映ってるわ!003.gif」と、質問者の後ろから一生懸命「みんな、見てるー??」という感じで手を振るおばさんとか、みんなそれぞれです。


若い人は照れもあって、あ、映った!と思ってもちょっと姿勢を正して座りなおすくらいで平常を装っている人が多いし、子供は映った時に気付くのが遅くて、あ!私映ってる!!と急いで手を振り出したところで画面が切り替わってしまったり。。。

見ていると、おばさんは手を振る確率が非常に高いですが、自分が映る画面の位置と、カメラの位置が45度くらい違うので、画面をみながら一生懸命手を振るんですが斜め横を向いた姿になってしまうので、あれ?おかしいわね。。。 となっている人も多くて笑えます。


でも一番おもしろいのは、はしゃぐのはクールじゃない、と思いながらもカメラを意識して、キラキラ男前モードの顔を作ってじっとしたままカメラに映りこんでいるおじさんですw(たまに居ます。笑)


■サフルの時間にブーイング??

さて、ラマザン中は日の出から日没までのあいだ一切の食事も飲み物も口にしない、ということになっているのですが。。。

今は日が長いので、カイセリの日没を知らせるエザンが鳴るのは2010分頃。

大体この時間になると夕焼け空もかなり暗くなっています。

食事を終えるころにはほとんど真っ暗です。

それに対して、断食の始まりを告げる早朝のエザンが鳴るのは315分。それまでにサフルを終えていなければいけません。

食べ終わってからも、私は後片付けをしたりしながら4時過ぎまでは起きていますが、空はまったく明るくなってきません。


日の出から日没までの断食。。。じゃなかったっけ???



断食明けの食事を始めるのが20時過ぎですから、食べ終わってちょっとゆっくりしているとあっという間に21時を過ぎるし、夕飯の後片付けをしてからお茶を淹れて甘いものをいただいたりしていると、あっという間に22時も過ぎてしまいます。

早く寝なければと思っても、結局24時ちかくに就寝。

それから2時間ちょっと寝ると、また起きて食事の用意、後片付け、4時過ぎに寝て、また朝7時半に起きて。。。

この日の出の時間はいったいどこで測られているんだろう??本当に日の出の時間なの?と気になって調べてみると、

現在のカイセリの日の出の時間は〝513分”と載っているではないですか!!

どうして2時間も早められているんでしょうか。。。

このことを夫に聞いてみると、同じことを思っていたらしく、ネットで調べたところ、ツイッターやフェイスブックでも「なんでサフルはこんなに早いんだ?!」と、質問を投げかけている人がたくさんいたそうです。


それについての答えは、「断食の時間というものは、日没や日の出だけではなく、他のいろんな条件も加味してかなり精密に計算されているのです」とのことでした。

なんとなく納得のいかない回答ですが、そう決められてしまっているのでこれは仕方がない。。。


日の出より2時間早いサフルはしょうがないとして、「サフルをするために寝ている人を起こす太鼓を叩きながら通りを歩く人」というのもラマザンの風物詩のひとつなのですが、この太鼓がまた、さらに中途半端な時間に来るんです!

深夜1時半くらい、ちょうど寝始めて1時間くらいたったところに太鼓が来て起こされて、でもまだ早すぎるのでもう一度寝てまた2時過ぎに起きて食事の用意、というふうに細切れ睡眠になってしまいます。

しかしそこは、人間の脳はちゃんと寝ている間も半分起きているといいますが、その半分起きている意識が「この太鼓は起きなくても良い」と判断してくれているようで、2日もすれば太鼓の音に反応せずに眠れるようになります。

せっかくみんなを起こしてあげようと、深夜に頑張って太鼓を担いで回っている人のことを考えると気の毒ですが、私たちはスマホのアラームで起きてサフルを食べて、まだ外が暗いうちにまた眠りにつく、というリズムで断食を続けています。

今年も無事、最後まで乗り切れますように。。。!


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by araty2013 | 2016-06-11 20:48 | トルコ生活

村の手作りバターでサブレを作りました♪

前回トルコのバター事情について、田舎の村から手作りのバターを貰ったところまで書かせていただきました。

(前回のブログはこちら→http://serendib.exblog.jp/22860179/


そして、発酵バターを贅沢につかったバターサブレを作ってみたい!というところで終わっていたのですが、しかし、こんなに乳製品が豊富なトルコで、どうしてバターをたっぷり使ったクッキーがないんだろう。。。と疑問に思いませんか?


それはなぜかと言いますと。。。



じつは、トルコでバターは意外と高級品なのです。


同じ容量のマーガリンと比べると、バターの値段は約45倍くらいになります。

もちろん、風味は全然違うんですが、普段の料理やお菓子作りにはマーガリンを使うことが多いです。


ではせっかくのおいしいバターを使ったお菓子はないのかというと、それはちゃんとあります。

トルコの伝統的なお菓子にはちゃんとたっぷりのバターが使われています。


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          ↑バクラヴァです。超甘いけど美味しい♡ バターとお砂糖たっぷりです♡


こういった伝統のお菓子はパック入りの安いものなどが出回らず、きちんと専門店とかスーパーの中でもベーカリーコーナーなどで買えるもので、やはりちょっとした高級品に当たります。


お菓子でも料理でも、トルコではびっくりするくらい外国からのものは人気がないんです。

トルコ人はみんなトルコ料理が大好きなんですねぇ。

なので、いちおうケーキやクッキーはありますが、そんなに気合の入った本格的な美味しいのには出会ったことがありません026.gif





ちなみにオリーブオイルやチーズも意外と高いです!

こんなにオリーブが豊富なトルコなのになぜ??と思ってしまいますが、オリーブオイルもバターもチーズも、ヨーロッパで(フランスしか知りませんが。。。)買うのと同じくらいの値段です。

もしかするとあまり安くしてしまうとお近くのヨーロッパの国へ輸出されて、その輸出先の国で値崩れが起こるから??

もしくは、安価なものが出回るようになると品質が落ちてしまうからかも??

真相はわかりませんが、トルコのバター、チーズやオリーブオイルはとってもおいしいです。016.gif





さて。

すっかり前置きが長くなってしまいましたね。


では、バターサブレを作っていきたいと思います。

ここからはお料理ブログ風に進んでいきますよぉ~。



まず、こちらがシヴァスの村で手作りされた発酵バターです!

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室温に戻して柔らかくしてあります。

このバターをよーく練って、お砂糖を加えてすり混ぜていきます。

ここでしっかりと空気を含ませてホイップバターにすることでサクサクのクッキーに仕上がるそうです。



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あんなに黄色っぽかったバターがこんなに白くなりました。これが空気がしっかり含まれた証拠です。

あとはここへ卵を加えてよく混ぜて、最後に粉を加えてさっくり混ぜるだけ。

ほんとうに簡単な材料であっという間にできてしまいます。


出来上がった生地をラップに包んで棒状に成形し、冷蔵庫で固めます。

固まったら薄くスライスして鉄板に並べオーブンで15分くらい焼きます。



そして焼きあがったクッキーは。。。


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こんな感じです。


お皿に盛ります。

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ちょうどお客さんが来る予定だったのでコーヒーと一緒にお出ししたら、好評でした!


残ったぶんは空き瓶などに入れて保存。

これでけっこう長持ちします。

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毎日のお茶やコーヒーとともにちびちびと楽しんでいます。


もちろんとっても美味しかったですーーーーー!!!




と、言いたいところですが。



正直に告白します。






バター、濃すぎ!!


(ノ∀`)アチャー





やっぱり、発酵バターって風味がすごく濃いんですよね。

じつは、お砂糖を入れてからしっかりとバターをホイップさせる行程ですでに、ボウルから立ちのぼる強いバターの香りに、

あ。。。そういえば私、これが発酵バターだと知る前は、このバターの匂いきついなーって思ってたんだよなー

。。。という記憶が頭をよぎったくらいです。(*´Д`)



お料理の時も、熱したサラダ油にスプーン一杯溶かすだけでかなりバターの風味が楽しめます(これ、油分たっぷり使うトルコ料理のバター節約術なんです)

美味しいからっていっぱい入れりゃぁいいってもんじゃないですね。

バランスが大事。これ、料理の基本ですね。



次回作るときは、バターの半量は無発酵のバターに変えて作ってみたいと思います♪

サブレの食感自体はサクサクしてとっても美味しかったです♡


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by araty2013 | 2016-06-04 12:25 | トルコ生活

続けてブログ更新♪ ケーキのこと。

 今日は朝から雨だったので、お店は暇なんじゃないかなぁって勝手に予想して、ブログ書き始めてます。
たわいもない、ケーキの話です。

今日は、久しぶりにダブルチョコレートロールを作りました。
このケーキ、Serendib tearoomで販売しているチョコレート系のケーキのなかでは一番の人気商品です。
じゃあなぜ作らないのかと言えば。。

単純に作るのが大変だからです。039.gif

まず、チョコスポンジを焼いて、さめたらクリームを塗って巻いて、冷やし固めて、ガナッシュチョコを塗ってまた冷やして、そしてコーティングチョコをかけて、冷やしてカット。
もちろん、クリーム、ガナッシュ、コーティングチョコもそれぞれ作ります。
手間がかかるので、時間と人と気持ちに余裕がある時にしか作りません011.gif
そして、お姉ちゃんがトルコに行ってしまった今、なかなか時間がなかったので、思い起こせば、もう1年以上作っていなかったんですね!
でも、いつもお世話になっている方からバースデー用にとオーダーが入ったので、久しぶりに作りました。

バースデー用です。
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こちらは、お店用。
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ところで、仕事でケーキを作っていると言う話になると、良く聞かれるのが、

「何ケーキが一番得意?」
だいたいこれです。

でも、いつもなんと答えていいのか困ります。得意なケーキって特にないんですよね。
でも、作るのが好きなのは、やっぱりシュークリームでしょうか。
というのも、毎日焼いてるのに、日によって焼き上がりが違う時があって、たまにすごくいい感じに焼けたときなんてうれしいです。
それでいうと、スポンジケーキというのもなかなか難しく、いまでもたまーーに失敗します。そんなときはもちろん捨てるしかないので、悲しい。。
でも、すごくフワッフワに焼けるとうれしいんですね、これが。

逆に苦手なケーキというは、凝ったケーキです。
専門学校時代は、フランス菓子をメインに勉強していたのでなかなか細かい作業の多い、凝ったケーキが多くて大変でした。
チョコレート細工や飴細工なんて、ほんとに苦手でした。楽しいけれど、こんなのを仕事にするのは絶対にいやだ!とも思っていました。
でも、逆にこういうのが得意(好き)なクラスメイトももちろんいて、そういう人はやっぱり上手。
そんな友達を見ていて、自分はお菓子作りには向いていないんじゃないかと落ち込んだこともありました。

それでも、結局ケーキの仕事をしているるのだからきっと、お菓子作りは好きなんだろうと思います。(凝ったケーキは作れませんが)

でも、学生時代はケーキの授業の合間にパンの授業もあって、すごく好きだったなぁと思います。
揚げたてのカレーパンを食べたときはほんとに感動しました。

パンこそ、ほんとに作る日によって出来上がりが違ったりして、難しいけどうまく出来たときの喜びはひとしお、という気がします。
そして、ケーキよりパンのほうが食べるのも好きです。
姉が住んでいるトルコは、ほんとにパンが美味しいのでうらやましい。。。
いつか時間が出来たら、パン作りを本格的に勉強してみたいなぁーーなんて思います。(いつのことやら。。。)

ところで、パンといえばSerendib tearoomのサンドイッチメニュー、「リヨン風サンドイッチ」と」「サヴォワ風サンドイッチ」に使っているパンは、私の知り合いの、パン教室の先生に特別に作ってもらっています。
フランスパンっぽいですが、少しもっちりしていて冷めても硬くならず、美味しいんです。
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ちなみにリヨン風サンドイッチは、パンにバターを塗ってからキュウリのピクルスと生ハムを挟んでいるのですが、本場のフランスでは、バターをチーズみたいに厚切りにして、挟んで食べるそうです。
バターもチーズ感覚なんでしょうかね。。。?









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by araty2013 | 2016-06-01 17:35 | お菓子のおはなし


Sukhumvit soi 23にあるSerendib Tearoomのオーナー姉妹のブログです!ときどき姉が、ときどき妹が、日々の生活やお店のことをチョコチョコと書いていきます。


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